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INFO:
野宮神社(ののみやじんじゃ) 天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする者を「斎王」(皇女、女王の中から選ばれます)と呼びました。 その斎王が伊勢へ行く前に、「一年間」身を清めた場所がこちらです。 京都・嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられ、「黒木鳥居」と「小柴垣」に囲まれた聖地とされました✨️ その様子は源氏物語「賢木の巻」にも美しく描写されています☝️ 「黒木の鳥居」とは、クヌギの樹皮を剥かずにそのまま使用した鳥居になります。保存の難しさや、原木のクヌギの入手が困難なことから、現在日本で唯一の貴重な鳥居です😆 また天皇陛下の即位式で建てられる「大嘗祭」も黒木鳥居と小柴垣で囲まれるものなので、まさにそれを模した造りなのですね⛩️✨️ 「野宮」の場所は天皇の即位毎に定められ、この場所が使用されたのは平安時代の嵯峨天皇皇女が最初とされています。 またこの「斎王制度」は南北朝の戦乱の時になくなっています。その後は普通の神社として存続し、勅祭(天皇に関わる行事)が執行されていましたが、時代の混乱の中で徐々に衰退していきました。しかしその後、様々な天皇が保護・回復に努め、今の状態を維持できています。 現在ではその風情もあって、「嵯峨野巡り」の起点として多くの方が訪れるようです。 「じゅうたん苔」が生い茂る緑の庭にも注目です。実はこれ「嵐山の景観」を表現しているそうで、白砂の部分で桂川を、その上の小さな橋が渡月橋を表しています。危うく苔が綺麗だなーで終わるところでした😅 「亀石」は野宮神社最大のパワースポットと言われています。亀石を撫でながらお祈りをすると、1年以内に願い事が叶うとされています。特に「恋愛成就」のご利益で有名です。最もご利益がある参拝方法は、各境内社でお祈りされた後、最後に亀石を撫でるという流れだそうです☝️ 境内右奥にある「白福稲荷大明神」は、子宝安産の神様として全国から崇敬を集めています。 【御祭神】 野宮大神(天照皇大神)